【北海道】消えた炭鉱の街 雄別

三連休にして北海道に行ってきました。今回は道東を巡るべく釧路空港からレンタカーでぐるっと周るコースです。総距離は700km。ずっと車を運転していました。

3日間で行ったところ
釧路空港から古潭雄別歴史資料室へ
羽田空港から約2二時間半で釧路空港に到着しました。飛行機から見る北海道は紅葉がとても綺麗でした。

釧路空港へ
釧路空港でレンタカーを借りて雄別炭鉱へ向かいます。

今回の北海道はずっと紅葉がきれいだった
雄別は15,000の人口が消えた街として有名です。街が消滅したと書いた方がいいかもしれないです。釧路から伸びていた鉄道や駅、商店街、スーパー、炭鉱住宅が全て森の中に消えました。
事前に航空写真を見ていたのですが、どこからどう見ても街があったとは思えません。森が広がっているだけです。

15,000人が暮らしていた街の現在の航空写真

資料館にあった昔の航空写真。道路沿いに大規模な街があったことがわかる
雄別炭鉱は事故の少ない優秀な炭鉱として採掘が進みました。給与や福利厚生の良さから働き手が集まったようです。家族も一緒に暮らしており、小学校には1600人の生徒がいた年もあったとか。
1970年、雄別炭鉱では採算悪化と爆発事故をきっかけに閉山します。住んでいた人々は雄別を離れました。鉄道もなくなり街はそのまま放置されたようです。

資料館には栄えていた頃の写真が飾られている
現在の航空写真、ストリートビューではわからないですが、現地に行くと街の痕跡があるようで、それを見たく雄別炭鉱を訪れました。
まず古潭雄別歴史資料室に寄りました。ここの資料館は本当に沢山の写真や文章で当時の様子を示してくれます。当時は人に溢れ栄えていたことが伝わります。

古潭雄別歴史資料室

たくさんの写真が並び、自由に見学できる。ここまで自由で充実した炭鉱資料館は他にないかもしれない

働く人の写真が一番心を動かされる

当時イケイケだった炭鉱の会社に就職した人の人生が気になる
資料館には当時の写真だけではなく、最近撮ったらしい廃墟になった建物の画像も飾られています。その写真の脇には「遺構の見学は自己責任で行ってください。ヒグマの生息地です。注意してください」とありました。
ツアーも開催された実績があるらしい:
炭鉱の遺構を観光資源として利用する動きは北海道ではいくつかあります。多くは安全のため立ち入り禁止ですがここは開かれているようです。
なので僕も熊鈴をつけて遺構の一つである購買会跡を見に行くことにしました。購買会とはスーパーのようなもの。道から比較的に近いところにあること、当時モダンだったスーパーの現在の姿を見たかったからです。

当時の購買会
炭鉱住宅跡や購買会跡
博物館の近くには炭鉱住宅があります。ここは現在の街の近くであり見学しやすいです。

炭鉱住宅跡
その先、道を進んでいくとガソリンスタンド跡や炭鉱記念碑があります。

ガソリンスタンド跡と雄別炭鉱記念碑
ここから道はダートになり、当時最も栄えていた場所に至ります。確かに道の脇は木が比較的少なく明るい気がします。奥の方には建物が見えたり、崩れた橋があったりします。

ダートになり、かつて最も栄えていた地区に入る
程なく進むと左手に購買会跡が見えてきました。思っている以上に目立っていたためあっけなく見つけることができました。ヒグマの生息地ということもあり、探し回るようなことはしたくなかったので安心しました。

左手に購買会跡が見えた
車を停め、熊鈴をつけ、ラジオを最大音量で流しながら購買会跡に近づきます。圏外で人も通らないのでなかなか怖かったです。

購買会跡
購買会跡はすっからかんになっています。当時はここで買い物がされていたなんて信じられないです。屋上にはバーもあったとか。購買会跡の周囲も商店街があり栄えていたこともとても信じられなかったです。現地に行って実際に見たら昔は栄えていたことの実感を得られると思っていたのですがそんなことはなかった。

中は広い
レジ?があったのであろう場所には二つに割れたヘルメットが置いてありました。

レジの跡?

誰かが撮影したのであろう痕跡
自然の恐ろしさを感じつつ道を進むとボイラー用の煙突が見えてきました。

美幌峠へ
今回の旅行で訪れた最もTheなスポット。一回景色を見てみたかった美幌峠に向かいました。雄別炭鉱からは2時間位。紅葉の中を走ります。

どこも紅葉がきれい

弟子屈ラーメンを食べた
ひたっすら車を運転して美幌峠に着きました。

美幌峠の展望台からの景色
ここから羅臼へ向かいます。本当は知床峠を通る予定が、夜間通行止めになってしまったので斜里郡から標津経由で向かいました。途中立ち寄ったのが斜里郡の「天に続く道」。なんと28.1kmも直線区間が続く道です。

天に続く道
道東で驚いたのは太陽の低さ。体感ですが14時には東京の16時くらいの気分になりました。近くの展望台からは遠くの地平線まで道が続く様子が見られます。

展望台からの景色

どこまでも続く
羅臼の展望台へ
この後、標津経由で羅臼に向かいました。真っ暗な山道を走るのは動物が飛び出してきそうで怖いですが、北海道の醍醐味という感じ。

勝手に北海道の醍醐味を感じる道
羅臼の展望台からは夜景を眺めました。北方領土の明かりも見えて果てに来た感じがしました。

羅臼の夜景

羅臼の温泉宿も良かった。夜ご飯はどこも満席でセイコーマートで済ませました
Part2はこちら:
妻による熊にビビる僕のイラスト
雄別炭鉱に向かう直前にホームセンターで熊鈴を買いました。くまは急に人に会うとびびって襲ってくると聞いていたので、なるべく大音量で向かいました。妻にそれを伝えたところ大層おもしろかったようでイラストが出来上がりました:

実際のところサングラスは掛けていませんが誇張したとのこと


