【鹿児島県】ずっと行きたかった離島・甑島へ(高速船が引き返すレア回)

ずっと行きたかった甑島(こしきしま)
甑島(甑列島)は鹿児島県の西側、川内からおよそ30kmの沖(東シナ海)に浮かぶ島。
上甑島・中甑島・下甑島の3島があり、橋で繋がっています。小さいイメージがあったけど上下を車で行くと1時間以上(60kmくらい)掛かる大きな列島。
中甑島と下甑島をむすぶ甑大橋のスケールがデカすぎで有名であり、この橋を見たかった。
魅力満載の甑島なのですが、関東在住者にとって行くのは結構大変。 公共交通機関によるアクセスが若干難しい。特に晴れを狙って行こうとすると難しい。
甑島へは川内港から出ている高速船と、串木野新港から出ているフェリーの2つの手段で行くことができます。
朝イチで行こうとすると前日に鹿児島or川内泊するのは必須。この時点で腰が重いのですが、天気が読めないのも難しい。せっかくなら晴天の時と思っており、関西に住んでいた時に三連休で行こうとした時があるのですが、雨に変わったのでとりやめたことがありました。
今回はGWで旅程に余裕があったので、天気の良い日を狙って前日に川内に宿泊して甑島に向かうことにしました。(当初は3日前に行く予定だったが天気が悪そうだったので変更した)
高速船が引き返し串木野新港からフェリーで向かうことに
川内駅から川内港へ
川内編はまた別記事にするとして(地元の居酒屋がとてもよかった):

川内駅から川内港までは、高速船の時刻に合わせてシャトルバスが出ています。 8:00発8:30着のシャトルバスに乗りました。
川内港8:50発の高速船で甑島 里港に10:30着。自分は瀬戸内の離島によく行っていたので高速船は乗り慣れており、同じノリだろと思い何も準備していなかったのですが、実は予約ができた模様。
僕は当日バスに乗ってから気付いてめちゃくちゃ焦りましたね。もし満員で乗れないと旅程崩壊するので。
まあマイナー観光地なのでそんなことはなく普通に乗れました。甑島商船は離島にしては珍しくSNSで情報発信していたりネット予約できたりと便利。乗船券もカードで購入できるのが便利でした。


高速船が引き返す(激レア回)
高速船は瀬戸内で見るような小さいものでした。思えば自分はこの小さい高速船で外海に出るのは初めてだった(壱岐に行った時はジェットホイルでしたね)
湾を出ると波が立って揺れるのは普通と思いますが、今回は流石にすごいぞというレベルで揺れていました。

進行方向に向かって右側に座っていたのですが、左側の窓から海面が見える。波を越えるたびにジェットコースターのようなふわっと感がある。あと音がすごかったですね。波に船がぶつかる低音が(動画はXにアップロードしています。迷惑かかったら嫌なので消すかも)。
自分はジェットコースターのふわっと感が無理で乗れなったり、飛行機の揺れも怖くて嫌いなのですが、なぜか船は大丈夫でした。流石に少し気持ち悪くなったけど。むしろ漁業で栄えている街はこんな海を相手にして発展して来たんだなと感慨深かったです。
そんなことを思いながら、自分はニコニコ動画を撮っていたのですが、周りの乗客を見渡すと、なぜか1人でニコニコしてるおじさん達と、深刻そうな顔をしているおじさんに分かれていたので派閥があるのかもしれん。
しっかり沖に出たら収まるんでしょ。と思って余裕ぶっていましたが川内港へ引き返すとの無慈悲なアナウンスが。川内港でチケットを払い戻すとのこと。旅程崩壊ですね。


この時の海はなぜか美しさを感じました。あれですね、人間のちっぽけさを感じる的な。知らんけど
川内港から串木野新港へ送っていただく
フェリーが11:00発だったので串木野新港まで行けば間に合いそう。川内港→串木野新港のバスもあるのですが、本数がかなり少なく、この時間帯はタクシーで行くしかない。
タクシーのいないタクシー乗り場で、家族に迎えに来てもらっている人たちを見ながら絶望することになります。まず、近くにいた女性とお声がけいただき、みんなでタクシーで行くことを考え始めました。
そんな中、おじいさんが話しかけてくれました。結局この方が我々を串木野新港へ送ってくださるとのこと。困っている我々を見て声をかけて下さったようです。ご迷惑が掛かったら嫌なので一部抜粋ですが
- 高速船が引き返すのはかなり珍しいとのこと。持っているねと言われました
- 普段はシビアな判断をすることが多く、引き返すことになる前に欠航するようです
- 今日は風は予報通りだったが波が想定以上に高かったらしい
- 川内港の沖は川からの流れが海流とぶつかって三角波になる
- 冬はほとんどこんな感じ。だいたい3日荒天。2日は落ち着くらしい
また一緒に乗り込んだ女性は町おこし協力隊とのこと。鹿児島は住みやすいとおっしゃっていましたが本当にそう感じる
- 鹿児島県民は観光客に対して距離が近いとの評判らしい
- 意外と鹿児島男児は酒に弱いのに酒の場が好きな人が多い。どちらかというと女性側が酒が強い。あと強い
- どこも人で不足で困っている(君も来なよの文脈で)
- 町おこし協力隊は3年の任期なので、任期満了後はそのまま就職したり起業する人が多いらしい
- 川内は新幹線駅なので安心
人生一回きりだし...ということで鹿児島に来られたということ。
珍しい体験できてよかったねと言われましたが、結果的には本当にそうだったかもしれない。この方々がいなかったら来るかわからんタクシーを待つ、最悪甑島に行けなかったので感謝しかないです。
今回のようなケースは本当に珍しいらしい。甑島の住民の方に話しても引き返したなんて初めて聞いたよとおっしゃっていました。

串木野新港からフェリーで甑島へ
こっちはほとんど揺れませんでした。カーペット席があったので自分はカップラーメン食べてお昼寝する余裕っぷり。
後で甑島で聞いた話ですが、高速船は結構しがちだけど、フェリーはそんなことないっぽく、地元の方はもっぱらフェリーを使うとのこと。高速船は揺れるから嫌なんだよねと地元の方も言っているのが意外でした。






念願の甑大橋
高速でレンタカーを借りて念願すぎる甑大橋に向かいます!!本当にずっと行ってみたかったんですよね。6年くらい前?にストリートビューで発見して以降憧れの地でした。
比較するのは良くないかもしれないが、角島大橋Lv.100だと思っている。色んな意味で。甑大橋は両端がトンネルなのと途中で勾配が付いているのが特徴かな?
甑大橋には駐車スペースがないので、問題なさそうな場所に車を止めてそこから入り口となるトンネルに向かいます。爆風のトンネルをトボトボ歩いて橋へ。船より怖かった。
30手前なのにうっきうきで小走りになりながら通過。出口に甑大橋が見えました。



甑大橋は全長1,533mで2020年に開通した比較的新しい橋です。海はずっと深いわけではないようで岩も見える。けど一番高い橋脚はビル15階分の高さがあるらしい。
甑大橋は徒歩・自転車OKの橋です。なので自分は車に気をつけながら往復しました。




こんな建造物を作る人ってすげえなというのが正直な感想。公園の砂場レベルで止まっている自分には正直信じられない。とは言いつつ激しい風と波の中でも安心感があるので歩けました。
夕方と朝方にも行ったのでそれはまた別の記事にします。
鳥ノ巣山展望所
甑大橋を見下ろせる展望所は2ヶ所あるのですが、南側の鳥ノ巣山展望所に行って来ました。

今回はレンタカーで軽自動車を借りていたのですが島の細い道を行くには便利。離合できる場所も設置されているのですが安心感がありますね。
この展望台は橋の真上で全体をきれいに見渡せます。

階段で崖下へ降りれるようになっています。花が咲いていて非常にきれいでした。

長目の浜
甑島で絶対に行きたいスポットを先に回ってしまいます。長目の浜を知った時は驚きました。こんな地形あるのかと。長目の浜は長さが約4kmの砂州。なまこ池、貝池が内側にあります。
Claudeに解説してもらうと、山裾の砂や岩が沿岸流や波で運ばれて作られたと。たまたま海流の方向と湾の形が絶妙で、波が弱まるところに沿岸流が砂を運び続けて砂州になったらしい。
数万とかいう単位の年月で作られたということ。ちょっとよくわからんですね。地球と時間の力、すごすぎという感想しか浮かびません。
いくつか展望台があるのですが、長目の浜展望所と田之尻展望所から見ました。後で地元の方に聞いたのですが、なまこ池では本当になまこがいるそうです。地元民の中には獲ってそのまま食べる人もいたとか。

浜には遊歩道があり降りることができます。これも翌日行って来たのでまた記事にできたら。


夕飯にはキビナゴの漬け丼
よくない方向の旅慣れをしている私、結局何とかなるからとあんまり調べなくなっている。妻がいれば夕飯どこに行くか考えるんだけど(考えてくれるんだけど)、自分だと行き当たりばったりになりがち。
甑島は基本的に飲食店には予約して行ったほうがいいらしい。色々絶望していたんだけど、一縷の望みにかけて入った「イーグル」のマスターに受け入れていただきました。
キビナゴの漬け丼をいただきます。

前日にキビナゴの天ぷらを食べていたのですが、お刺身は初めて。あっさりしていて生臭さが全くなくおいしい。タレと大葉がよくあっていて美味しかったです。しっかりビールも飲んでしまった。
鹿児島は全体的に人が優しい気がする。マスターとお話しすることができました。
- 色んな県の観光客が来てくれるらしい
- 甑大橋は低気圧が近づいて風が強くなると、横風で運転するのが怖い
- 通院で下甑島に向かうのに橋を渡らなくてはならず、10km/hくらいで橋を渡った話をされていました
- いつも(年末年始含めて)お店を開けているらしい。すごすぎる
他のお話はこの記事に散りばめております、色々なお話を聞かせていただいて非常にありがたかったです。マスターのお人柄がとても良く、おすすめしたい、また行きたいお店でした。
今回の記事、あいつやんってなりそうですね。色んな人と話したり、橋を歩いている時、車からしっかり見られたので。
自分は日本国内を旅行しまくっており、甑島のように熱を持って行きたいと言える場所は少なくなって来ている。あと行きたい場所...礼文島・奥尻島・利尻島・与那国島・大東諸島・小笠原諸島と島ばかりなのであった



