【R7 2025年】未経験から1年半でネットワークスペシャリストに合格しよう

【R7 2025年】未経験から1年半でネットワークスペシャリストに合格しよう

時系列

  • 2023年11月:機械系の企業からSIerに転職

  • 〜2024年4月:基本情報、応用情報 取得

  • 2025年4月:ネットワークスペシャリスト取得

筆者の属性

  • 理系院卒

  • ちょっっと数学が得意なせいでこんな人生を歩むようになったと自覚している。数学苦手だったら動物園で働いていたでしょう(モルモットのお世話)

  • 社会人5年目

  • 鄙びた街巡りが好き

ネスペ合格までの段階と勉強法

応用情報合格まで(ネットワーク嫌い期)

とりあえず昇格要件にあったので応用情報を取ることに。応用情報はネットワークが一番難しい、よくわからないと感じていたため、「あぷせとねでぶ」とサブネットの計算だけ覚えて行った記憶。 「情報セキュリティ・プログラミング・システムアーキテクチャ・組込みシステム開発・システム監査」というIT知識があまりいらない、文章が読めて数学ができればなんとかなる分野を選択して合格。この頃はサブネット計算はできるけど、「L2スイッチ?」・「ルータ?」みたいな感じだっった。

業務でネットワークに関わるように

ネットワークに関わらないIT関連の業務なんてあるのかって話ですが...。

この記事にも書いた通り、車載アプリの開発業務(A-SPICEで言うSYS工程)に携わるようになりました。

コネクテッドカーとかCASEとか言われるように、車載アプリもお外のネットワークに繋がって情報連携して動くのが当たり前の世界がやってくる。車内部でも同じユニットのアプリ同士、他ユニットとの通信は必須で、ネットワークの知識はどうしても必要な状況になります。

そもそも開発環境の立ち上げ段階では、POSIX OSへのSSH接続、VMへのポートフォワーディング等々が必要。初期の自分にはわけのわからない内容でした。

わからなすぎて自分で勉強するしかないと感じ読んだのが以下の本。

https://www.sbcr.jp/product/4815623333/

それこそ「あぷせとねでぶ」が例え話を交えて解説されており、これ以上はないくらいわかりやすく&丁寧に書かれています。この本はネットワークに興味を持った初心者に本当におすすめ。

そして以下の本でVMを立てて実践してみました。ネットワークって動かさないとわけわからんと思うので、真似っこでも動かしてみるのは重要だなあと。

https://www.sbcr.jp/product/4815618599/

この頃から業務でもWireSharkでパケットと睨めっこすることが多くなります。そして自然とネットワークに馴れるようになってきます。まだ苦手意識はありましたが。結局パケットってこんなもんなんだな、IP、MACアドレスってこんななんだ、ほんとに01の信号で送られているんだーという感覚はネットワークに親しむ上で重要に感じました。

ネットワークが好きになってきた期

使用するポート番号などなどの整合が取れておらずユニット間の疎通ができないというダサすぎる問題が発生しました。そこでユニット間に機材を差し込み、通過するパケットのポートを変換してやろうとなりました。

尊敬している客先の方(PL)が元ネットワーク屋さんだったため色々と教えていただきつつ、さまざまなプロトコルのパケットの中身を見て、該当箇所を変換するプログラムを作りました。

今聞いてみると、自分にネットワーク系の仕事を意図して振っていたようなので全てこの人が元凶です。パケットの中身や、疎通がうまくいかない場合の問題の切り分け方、ネットワーク関連のコマンド等々、、、、気づいたらパケット見るのが楽しくなってきました。

この辺りからSOME/IPプロトコルについても詳しくなり始め、シーケンス図を書いて他人に説明するように。他チームのパケットをもらって問題解決に協力したりと、ネットワークの知識が自分の強みになっていくように感じました。

ITのどんな分野に行くか全然検討もつけず転職したのですが、この頃からネットワークに関わっていきたいなーと思うようになります。その際に、気持ちだけではないちゃんと知識があることの証明としてネスペを受けようと考え始めます。

ネスペの勉強開始

勉強方法としては応用情報と同様のものを想定。とりあえずパラパラ教科書的なのを読む→過去問道場→過去問演習を想定していました。

教科書的なものとしては以下を使用。紙で買うとPDFもDLできる点で神な本(教科書なので何でもよいと思う)

過去問道場。とりあえずこれで問題を解いて覚えましょう。自分はちゃんと課金しました。

午後対策の準備

過去問道場を何周かして飽きてきたので午後の過去問に挑戦してみることに。

まっっったく解けなくて焦ります。早めに過去問を解いておくのは重要ではありますがそのときの自分には難易度が高すぎました。

今思えば当然で、ネスペの問題はちゃんと基礎をわかって理解していないと解けないようになっているように感じています。ただの暗記で太刀打ちできる問題ではない上、応用情報みたいに知識がなくても文章を読めばある程度わかるようなものでもありません。

そこで取り組んだのが次の本。

ネスペ界隈ではレジェンドの左門至峰さんの著書ですね。ネスペ勉強期間を経て若干左門式アンチになっているのですが(結局左門さんの本は3冊買っているので結局お世話になっている)、この本はとてもよかったです。

本書では、試験で問われるネットワークの基本を今一度しっかり身に付けることで、午後の得点を20点伸ばし合格を目指す学習書です。基礎力を養うことは合格への回り道のようでいて実は近道。「急がば回れ」です。わかったつもりだった基礎を、143問の知識確認問題を解きながらしっかり見直します。

この紹介文ままの本。最初の問題がイーサネットのフレーム構造を書けと言う問題で、基礎の基礎を確認できます。

この本にはH28の過去問が付属しているのでそのまま過去問演習に(この本の過去問解説は雑なところがあるが)。とりあえず午後1を解けるようになるべく、同じく左門さんのネスペR6、R5を購入して取り組んでいきました。

模擬試験を受ける

自分は応用情報の時もそうですが2ヶ月前くらいに模擬試験を受けるようにしています。

  • ある程度トレンドを掴んだ予想問題を出してくれる

  • 金払って模試を受けないと実際の時間で集中して過去問を解くことのできない怠惰な人間性

このような理由から、会社で安く受けられることもあり活用するようにしています。結果は散々で午前2はギリ合格ライン、午後1は50点くらい(合格基準は60点)、午後2は40点くらいでD判定だったような。。。あ、これ今年の合格きついかもなと思い始めます。

また、午後2が全く解けないことが判明します。午後1はお決まり問題だったり、「権威DNSサーバ」みたいな基本中の基本を答えさせる問いもあるのですが、午後2は応用問題が続くので難しい。

この頃から左門さんの本は正直「冗長なくせに本質的なところに触れていない」解説が多いと感じていてちゃんとした理解が難しいと感じ始める。このまま左門さんの本だけで受かるのは無理だなと思う。そこで購入したのが次の本。

以下のレビューを投稿してしまったくらい良い本でした。この本が一番よかった。

R7 ネットワークスペシャリスト一発合格しました!

この本が一番合格役に立ったと感じています。

今の定番である左門式の本は、文章が冗長な上に本質的な部分に触れられていないところがあり、初心者が理解するには難しい点が残るようなものになっていると感じます。

ネットワークスペシャリスト試験の合格には暗記ではなく理解が重要であり、その手助けをしてくれたのがこの本。過去問を交えながら、そこが聞きたかったんだ!というような手の届かなかった痒いところを解説してくれます。

また、新しい本であり、最近のネスペで頻出のBGP、OSPF、IPSec等の解説が充実しています。

過去問に取り組む前に触れると過去問演習がスムーズに進むと思います。他の方も書かれている通り、将来的に定番本になると思います

午後対策をする

そんな左門さんの本への悪口を言っていますが、勉強法としては左門さんが言っている「過去問4年分を4周せよ」を守りました。これは確かにそうだと思う。何周かしていくうちによりわかってくることがありました。

少し思い出話になるのですが、試験1ヶ月くらい前に前述したネスペを受けるきっかけとなったPLと昼ごはんを食べる機会がありました。そこで、前職でBGPやOSPFを扱っていたという話を聞き、本当に日常生活で使われている技術なんだなあと実感を持ちます。このお話のおかげでBGPやOSPFは得意になろうと思いちゃんと勉強しました。

結局得意分野を作っておくという点でも重要だったと思います。とりあえず、OSPFかBGPの問題があったら選択すればいいので。

試験当日

そんなこんなで試験当日を迎えました。

その週にネスペが難しいと言っていた私に(こちらもかなり尊敬している)チームリーダーが「資格を受ける意味について」語っていたことを思い出します。自分はカッコつけるため、ですね(おそらくリーダー的には受からなくても知識として身につくならよくて、アウトプットだけはした方がよいよ的なことを言ってくれていたのだと思う)。

午前1は免除だったので午前2から会場へ。前日に買ったクソデカ100円時計を机に置きます。

午前2を解いてすぐChatGPTで答え合わせ。この段階で落ちたら帰ろうと思っていたのですが80点くらいで合格してそう。少し面倒だなーと思いながら午後1へ。

迷うことなく問1(OSPF, BGP)と問3(ネットワークの移行)を選択しました。微妙だったので落ちたかもなーと思いながら午後2へ。

午後2も迷うことなく問2(IoT機器のCoAPのお話)へ。問1はIPv6の問題で誰もが出題されないと思っていたので驚きでしたね。問2はかなり解きやすく、80点くらいかもな〜と自信満々でした。

落ちたなら原因は午後1、けど受かっていそうでもあり、絶妙なところなのでもう一回受けるのは面倒。受かっててくれというお気持ちで帰宅。

結果発表(IPAさんもっと早く発表してくれません?)

ぎりっぎりでの合格でした。午後2の点数悪いのなんで?

画像今年は合格率が17.8%で高かったようです(例年13~17%)。優秀な受験生が集まったと捉えるべきと思いますが、運も大事ですね。

令和7年度春期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)、情報処理安全確保支援士試験の合格者を発表しました。合格された皆さま、おめでとうございます!#情報処理技術者試験#情報処理安全確保支援士試験https://t.co/YA9YWVPfQK

続く↓ pic.twitter.com/NDNRYK1RWR

— IPA(情報処理推進機構) (@IPAjp) 2025年7月3日

最後に

資格を持っていること自体に意味はないと思うし、まったくスペシャリストではないし、あくまで趣味みたいなものだと思いますが

  • 将来的にもネットワーク、セキュリティ関連のことをやりたいので、本当にそう思ってますよという証明になる

  • 実態はともかく、ネットワークに関しては得意であると思えるので自信になる

  • 資格報奨金が入る。褒めてもらえ自慢できる

次はセキスペを受けてみようと思っています!セキスペ受かったら資格頑張る期は終わりですね

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