【岐阜県・バキ童】関市でぐんぴぃ主演・怪獣ヤロウ!のロケ地巡り

【岐阜県・バキ童】関市でぐんぴぃ主演・怪獣ヤロウ!のロケ地巡り

岐阜県関市で春とヒコーキのぐんぴぃ(バキ童)主演の映画、怪獣ヤロウ!のロケ地巡りをしてきました。怪獣ヤロウ!は関市の「関市映像作品撮影事業補助金」を受けて作られたご当地映画で、ほぼ関市で撮影されています。

あらすじはこんな感じ ※気にする人はいないと思うけどネタバレあり

この映画は関市役所に勤める山田(ぐんぴぃ)がご当地映画を作るメタ的なお話。中学生の頃怪獣映画を作ってバカにされた山田が何だかんだあってご当地映画兼、怪獣映画っぽいものを作っちゃうことになる。ロケ地がほぼ関市なこともあり、関市の街並みや施設、風景が出てきます。なので映画を見ると漏れなく関市にいきたくなってしまいます。

ぐんぴぃご一行も関市にロケで2週間いたらしく、YouTubeチャンネル、舞台挨拶、GERAのラジオで色々話しておりそれを聞くとさらに行きたくなります。

正直、映画を見るまで岐阜県関市を知らなかったです。郡上八幡に行った時に関関係の駅多いなーと思った記憶があるくらい(郡上八幡も本当に良い街だった)

ご当地映画としては大成功なんじゃないかと思う効果で私も関市に引き寄せられました。

関市へのアクセス

アクセス悪いというのが正直な感想。

例えば、東京から関市に行くには、とりあえず名古屋駅に出る必要があり、名古屋駅から4つくらいの行き方があります。1時間半くらいですがどれも微妙に行きにくい(1の名古屋駅から高速バスが一番いいのかも):

  • 高速バスで関駅へ

  • 岐阜駅までJR東海道線、岐阜駅から高速バスで関駅へ

  • 岐阜駅までJR東海道線、JR高山線に乗り換えて美濃太田駅へ。美濃太田駅から長良川鉄道で関駅へ

  • 新鵜沼駅まで名鉄。JR高山線に乗り換えて鵜沼駅から美濃太田駅まで。美濃太田駅から長良川鉄道で関駅へ

今回は往路は4、復路は3にしました。

長良川鉄道はPayPayが使える

美濃太田で長良川鉄道に乗り換えました。美濃太田駅の長良川鉄道の改札は、切符売り場が一つしかなく大行列になってしました。出発まで10分もなかったので焦りました

けど調べてみると長良川鉄道は普通のワンマン方式の乗り方ができるみたい。Suica等は使えないけど、整理券を持って乗り込んで降りる時に現金、クレカのタッチ決済、PayPayで清算できる。

なのでそれに気づいた人・知っている人は列を無視して乗っていっていました。自分もそうすることに。

※結局発車5分前くらいに駅員さんから乗ってから精算してくださいとアナウンスがあり、列に並んでいた人も乗り込んできました

PayPayでの精算ですが、車内の至る所にQRが貼ってあるのでそれを読み込めばOK。降りる時に整理券と画面を運転士さんに見せて支払います。現金だとお釣りがでないのもあり便利ですね。若者~おばさんくらいの方はほとんどペイペイで払っていた気がします。

せきてらす前駅で降りた

せきてらす前駅で降りた

関市巡りへ

正直映画の公開が2025年1月だったので関市で怪獣ヤロウ!を感じることはあまりありませんでした。公開直後は色々なお店でコラボがあったり、怪獣ヤロウで来た人が結構いたらしい。

公式HPのロケマップを見てまわりました。

せきてらす前駅周辺

まず、せきてらす前駅で降りて、せきてらすや関刃物会館あたりを回りました。映画で何回か出てきた関鍛冶伝承館もありましたが、今回は時間がなくスルー。

体験コーナーに若干の怪獣ヤロウを感じる

体験コーナーに若干の怪獣ヤロウを感じる

せきてらすは「バキバキ怪獣です」のインタビューがSNSで広まる場面で出てきました。きれいで現実でも高校生が勉強に使ってそうな施設でした。

せきてらすはきれいだった

せきてらすはきれいだった

関刃物会館には関市で作られた刃物が売られていて人も多かったです。関市は刃物が有名です。長良川流域で原料となる砂鉄が取れること、飛騨が粘土や松炭の産出地だったことで地理的に刃物製作に適しているらしい。

今から780年ほど前の鎌倉時代中期頃に、この地(当時の美濃国)に「元重(もとしげ)」という刀匠が移り住んだことが、関での刃物作りの発祥となりました。

刀匠から技術が受け継がれているようです。戦国時代は日本刀の一大産地だったとか。

今でも関孫六というブランドが有名だったり、関の包丁は国内のシェアトップだとか。年に1回刃ものまつりが開催され、全国から人が集まるそうです。ぐんぴぃも映画関係のトークショーで登壇していましたね。

「怪獣ヤロウ!」のロケ地、岐阜県関市では、明日から二日間【刃物まつり】なる異色のフェスが開催されます🔪

映画からは、八木監督とぐんぴぃさんが13日(日)13:30〜スペシャルトークショーを行います🔥

キャストとのエピソード、撮影の裏話などたっぷり話します!

皆さま、関にお越しください!! pic.twitter.com/F4QZXuySJj

— 映画「怪獣ヤロウ!」公式 (@kaiju_yaro) 2024年10月11日

本町通商店街へ

こちらも映画で何度か出てきた本町通商店街へ。せきてらすから徒歩10分くらいでした。

向こうに本町通商店街と後で行く安桜山が見えてきた

向こうに本町通商店街と後で行く安桜山が見えてきた

本町通商店街

本町通商店街

怪獣ヤロウでは本町通商店街が出てきたシーンで記憶にあるのは:

  • 山田(ぐんぴぃ)が「当初の」ご当地映画を作っているときに、中学の恩師に出会って怪獣映画について触れられるシーン

  • 最終的に作られたご当地映画で人々が逃げるシーン(女子高生の棒読み)

  • (行ってみてわかったが)山田が「バキバキ怪獣の」インタビューを受けるシーン

ここで急ですが、書き進めていくにあたって話しておきたい前提みたいなのを書いてみます:

【怪獣ヤロウの八木監督について】

  • 八木監督は関市出身

  • 八木監督はタイタンの社員であり、(ぐんぴぃの)マネージャーでもありカウボーイでもある謎の人物。ドイツ編での振る舞いをみるにかなりコミュニケーションに長けた方なんだろうなという印象

  • 八木監督は中学時代に怪獣映画を上映して笑われた経験あり

【映画の設定】

  • 中学時代の山田が怪獣映画を上映して笑われるシーンがある

  • これは 八木監督が笑われたその場所で撮られたらしい

  • このときに恩師のおじさんだけが怪獣映画を作った山田を励ましてくれる(「お前の怪獣で全部ぶっ壊すんや」のシーンですね)

  • 山田は関市役所の観光課の職員になる

  • 市長からご当地映画を作れという指示が出る

  • 最初山田は視聴に怪獣映画を提案し一蹴される

  • 結局、市長が脚本を書いた「普通の」ご当地映画を山田が監督として撮り始める

「普通の」ご当地映画の撮影中、原付で走るぐんぴぃが恩師に再会するシーンが本町商店街で撮られていました。「関っていい街やなあ」というセリフとともに映された商店街は、ほぼシャッター街となっていて関市の現状を見せつけられるシーンでした。

!しっかりシャッター商店街という印象

しっかりシャッター商店街という印象

その後に恩師に会って「お前の怪獣映画好きやったけどな」と言われ、本当は怪獣映画を作りたいという一度封じ込めた想いに火を付けられる。

個人的な解釈ですが、この映画は何かを始めようと思う時のリビドー的なものがテーマになっていると思っています。何回も出てくる心臓みたいな変なやつがそのメタファーなのかと。決してきれいなものではないリビドーに振り回され(振り回し)、迷惑を掛け、(運良く)今回は成功する、、、八木監督の想いみたいなものも感じます。

また、関市を元気付けるにはこのまま普通にやっていてではダメで、リビドーに沿って作った山田のご当地映画が必要だった。それと八木監督が作った怪獣ヤロウは重なっていて現実とリンクしています。

山田が最終的に作ったご当地映画では、怪獣映画でありながらキョーサン企業を集めるなどユーモアで取り込んでおり、お笑い芸人のお笑いに対するリスペクトみたいなのも感じました(ある程度お笑いに救われている人種だと思っているので、笑い話に昇華してなんとかするといった生き方・土岡がたまに言うパッションを感じました)

昔はたくさん店が開いていたんだろうなあ

昔はたくさん店が開いていたんだろうなあ

映画内でもレトロな電灯が印象的だった

映画内でもレトロな電灯が印象的だった

ぐんぴぃが映画内でインタビューを受けた場所も本町通商店街にありました

ぐんぴぃが映画内でインタビューを受けた場所も本町通商店街にありました

関市役所へ

関市も典型的な地方都市の構造をしており、古き良き中心街(本町商店街)は関駅付近に。その北側には安桜山を挟んで市役所などの市の施設があり、南側にはマーゴというショッピングモールがある。

安桜山沿いをぐるっと歩いて本町通商店街から関駅を通って関市役所へ。25分くらいでした。

関市役所だ!

関市役所だ!

市役所を見て興奮することはこの先ないでしょう。関市役所を山田が真っ二つにするシーンは印象的でした。あと吉田(菅井友香)の怪物姿も。関市役所の方もノリノリだったようですね。

ぐんぴぃが歩いていた入り口

ぐんぴぃが歩いていた入り口

今でも関市長=清水ミチコになってしまっている。

関善光寺

映画で住職がたまげていた関善光寺へ。信州の善光寺の1/3スケールで作られた本堂があるとか。かなり歴史のある寺なようです。卍戒壇巡りが有名らしい(真っ暗な道を歩く)。

!関善光寺の境内

関善光寺の境内

僧侶がたまげていたところ

僧侶がたまげていたところ

大きな鐘があり、外国人の方が鳴らしていました

大きな鐘があり、外国人の方が鳴らしていました

高台になっており街を見渡せる

高台になっており街を見渡せる

虎屋

本町通商店街には関市を代表するお店がいくつかあります。その一つである虎屋へ。秘書として出演した菅井友香お嬢様も鮎菓子をおすすめしていましたね。

求肥をカステラ生地で挟むというシンプルなお菓子。外はふわふわで中はもちもちで甘くておいしい。

すごくおいしかったけど6本買ったのはさすがに間違いだった

すごくおいしかったけど6本買ったのはさすがに間違いだった

Youtubeでは栗きんとんというお饅頭のようなお菓子がおいしかった(ぐんぴぃの甘味ランキング2位だとか)と話していましたがこちらは冬限定のよう。冬に来て食べてみたいです。

辻屋

山田がうなぎを食べるシーンが有り、自分も食べたくなってしまいました。辻屋はミシュランに掲載されるほどの名店。ロケのうな丼を食べるシーンで、冷めてるとうまくないだろうとその場で火をつけて温めてくれたらしい。ロックな心を持ってるお店。

夜営業は17時からなのですが、15時に行ったときはすでに紙が置かれており、名前と連絡先を書いて外で待つことができました(少し不安でしたがこれが普通っぽい)。16時半に行ったときは2枚目までびっちり名前が書いてあったので、関市に着いたらすぐに書きに行くといいかも(基本的に予約不可なので)。

17時前にはかなりの人が並んでいた

17時前にはかなりの人が並んでいた

17時ちょっと前に呼ばれてお店に。

かなりきれいな店内

かなりきれいな店内

映画で出てきな並丼と、単品で鯉のお刺身、冷酒を頼みました。

美濃の小坂酒造・百春「純米上撰」

美濃の小坂酒造・百春「純米上撰」

自分の日本酒ランキング1位が塗り替えられました。香りが良く飲みやすい。そして日本料理によく合う。

鯉のお刺身。自家製の酢味噌が美味しかった

鯉のお刺身。自家製の酢味噌が美味しかった

とうとううな丼がやってきました。

く〜

く〜

そとはパリパリでジューシーでおいしい。

おいしいうな丼でした

おいしいうな丼でした

安桜山

映画で街を眺めるシーンが撮られたのが安桜山。夕日のシーンが印象的だったので自分も最後に行きました。頂上付近に展望台があるのでそれを目指すことに。

安桜山に登るルートとしては、関善光寺から登るルート、関市役所方面から登るルートなどなどあるのですが、わかくさトンネルの南東から登りました。

わかくさトンネルの脇に階段がある

わかくさトンネルの脇に階段がある

ここぐんぴぃ走ってた?

ここぐんぴぃ走ってた?

展望台まで行かずとも眺望がひらけたところが何箇所かあります。

関市を見渡せる

関市を見渡せる

頂上付近の展望台

頂上付近の展望台

映画でも見た気がする風景

映画でも見た気がする風景

山のサイズ的にも「裏山」って感じ。この日は関市の花火大会があったらしく、展望台ではカメラを構えている方がいました。

夕日がきれいでした

夕日がきれいでした

最後に

時間があったら土岡がうどんを食べていた「喜家」にも行きたかったです:

岐阜県関市に2週間滞在中!

うどん屋「喜家」の美味さに何度救われたか

一見焦げてるみたいな色の「黒からあげ」が、想像と全然違うあっさりめでめちゃ美味い!!#怪獣ヤロウ pic.twitter.com/j4dqafzaaG

— ぐんぴぃ (バキ童・春とヒコーキ) (@Mugen3solider) 2024年3月28日

怪獣ヤロウはリビドーをテーマにした作品とまとめてしまったけど、この話は何かやろう、始めようと思ったことのある人は共感できるものと思います(みんなにあるはずなので普遍的な作品に見える)。何かを始めようとするモチベーションはきれいなものではないかもしれないけど、やってみると景色が変わるかもしてないといったことも言いたいのかなと感じます。

山田や映画内で、ぐんぴぃが現実でも、「これは復讐の映画なんです」と言っていたけどそれもわかる気がする。そういった負の感情がモチベーションでもいいじゃないとなる。

特撮が好きな八木監督はもちろんだけど、ぐんぴぃも幼い頃怪獣映画を見て故郷の福岡が壊されている様子にスカッとしたみたいなことを言っていたけど、思えばこういった衝動を落とし込んだ作品はよくある。幼き自分は怪獣映画がこわくて見れなかった(大好きなとっとこハム太郎とゴジラを抱き合わせて上映していたことを未だに恨んでいる)のでわからないけど、音楽には自分も好きな怪獣テーマの曲があったり:

憂鬱な世界を踏み潰してくれないか ずっと待っている

初期衝動系の曲:

百貫デブにはサプリメントを

有色人種にはマシンガンを

春とヒコーキ

ここからは怪獣ヤロウではなく自分が春とヒコーキをいかに好きかという話になる。自分はバキ童Youtubeを全部見てるとかそういうわけではないけど、好きな回が何個かあってそれを本当に何回も見て(聞いて)しまう。

あとGERAで話していた陽気な叔父さんの話が好きである(自分が父親だけではなく叔父さんと血がつながっていると思うと救われる的な)

幻のバキ童の家族を題材にした本のタイトルが「揃いも揃ってみんなダメ」だったように何かしらの欠損を抱えて(それに気づいちゃう)奴らが集まっている感じが心地よいのだと思う。

ぐんぴぃがちらっと言っていた:

自意識過剰じゃない奴って、人を傷付けたりするから

これが名言だと思っていて、自意識過剰なりの余計に考えてしまうところを優しさとして出せる人たちがバキ童チャンネルに集まっているイメージがある。よく「バランス感覚が高い」と言われているやつ。悪く言うと繊細でひねくれている奴らだが。

※これは純粋な悪口ですが動画のタイトルの付け方が新聞っぽくてウケる

本音はどう思っているのかわからないけど、春とヒコーキの二人はどんなテーマに対しても優しさを持って話すので(人の話の裏の裏を(見当違いに)考える)自分がうわっとなる瞬間がない安心感。バキ童は「童貞」ということで相手に安心感を与え話を聞き出すし、土岡もまとめたり具体化したり抽象度を上げ下げするような言語化がお得意なので、2人の話はカウンセリング的に聞こえる。

すんごい昔に朝井リョウが、「愛し合っている女性がいるが行為だけしていない男」と、「2秒前に会って行為だけした男」どっちが童貞かみたいな話をしていたのが、バキ童を見ているとたまに思い出す。

深い関係性を構築した先にあるものと捉えると、対象が男だろうが女だろうが関係なく白黒で語れるものでもないよなーと思う。何が言いたいかというと、バキ童はもう童貞ではない説を自分は推しているという話。本人は卒業したら何かを失ってしまうかもと気にしているのかもしれないがそんなことないでしょと思う。

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